_ 時ってのは、連続する様で、
既に残量の少ないDVD/HDDレコの残量を確保する為、足早に
帰宅の途につくと、なんと
事故とやらで電車が止まってやがりました。
くそ、何だよこんな時に限って。ホームの端から端まで歩いて
今では隅に追いやられた
喫煙コーナーとやらで暫し一服。
ま、そろそろ大丈夫かな? といつもの定位置に戻ろうとすると、
蒲田と川崎の間で信号で停止云々とアナウンスが!
なんですとー!
冗談じゃねぇよー、と思いつつ仕方ねぇので、もう一服してみた。
が、一向に状況の好転情報は入らず。くっ、ここに居ても仕方ねぇ。
取り敢えず、定位置に戻る。せっかくだから
i-modeとやらで暫し遊戯に興じていると、
なんと会社で見送った筈のK崎さんに追いつかれる。
そこで更にアナウンス。
人身事故とやらでした。復旧未定!!
出た。伝家の宝刀である。
ここで一気に民族大移動が始まり、JRを見限って京急に流れる
御仁が続出する。この
振り替え輸送ってのは非常に見極めが難しい。
ここから京急の駅までは歩いて10〜15分は掛かるだろう。
焦って移動すると大概復旧されて
やめときゃよかった!
って話になるし、延々待ち続けてもう限界ってな所で行っても
結果的に
後で復旧した本体に抜かれるっつー悲惨な状況になるのである。
んー、取り敢えず待って見たが。状況は変わらず。
辺りを見回すと知った顔が何人かいるので、声掛けてみる。
暫し歓談しちょると、ようやく電車の来るラムプが点灯しちょるじゃねーの!
約40min待ちで、ようやくここを脱出する事が出来たのである。
品川に着くとここも何やらごった返している。
どうやら横浜方面が軒並み影響を受けちょる様で、東海道も止まってる模様。
ヒヒヒ、こっちは関係ねぇなってなもんで、人であふれ返って
ホームの反対側まで埋まってる下りの横須賀線待ち行列を押し分け
のぼり側の先頭を確保。これで席はゲットしたも同然。ここからの快適な旅が約束された。
やがて電車が来て、まんまと端っこの席をゲットした。
最良の位置が確保され、旅を満喫しようとしちょると何やら隣に巨体が鎮座した。
まぁ致し方ねぇ。電車はそのまま発車した。
発車して数秒もして無いだろうか、隣の巨体から謎の
んんっ んんんっと言う音が聞こえる。なんだこら?
どうやら咳払いの様である。変な音。
とか思っちょると更に数秒の間をおいてまたもその異音を発するのである。
何だよ、
これから全校生徒の前で訓示でもたれますか?
などとのんきに思っちょると、更に数秒の間をおいて3発目を発する巨体。
おいおい、えれぇ緊張してんな。
しかし、どうやら緊張どころの騒ぎではない模様である。
更に数秒の間をおいて、4発目・・ 5発目・・ 6発目・・!!
一体いつまで続くんだよ!!
人の咳払いなんてあんまり聞いてたく無いもんだが、この巨体の場合、
一般のそれとはかけ離れた異音の上に
全く終わる気配が感じれない勢いなのである!!
くそ、いい加減にしてくれ。だんだんイライラして来た。
まさかこんなアフォな音を千葉まで聞かすつもりかよ。
が、その異音は全く収まる気配も無く、一定の間隔で次々と発している様子。
仕方ねぇ、
自衛権を発動するしかあるまい。
やや大げさにバッグの中からMD聴取装置一式を取り出すと
大げさに聴取位置にセット、そして激しくわかる様に
PLAYを押した事をアピールしてみた。
バカめ、こんなクダラネェ音をいつまでも聞いてられかっよ。
と思ったのもつかの間、
ピーとMD聴取装置から異音が!!
しまった!
電池切れである。
なんだよ、こんな時に限って!!
しかし、悪い事は重なる。いつもは楽しい旅のお供の
GAMEBOY ADVANCE(ヘッドフォン付)も
今日に限って電池切れ。
AH! MY GOOOOODESS!! (ああっ女神さまっ!)
これで巨体の異音を聞かざるを得なくなった。
こちらの激しいアピールとは裏腹に異音は何事も無く継続中。
それにしても
カンに触る音である。
しかも何故か窓を進行方向目に向いて座りやがっている為、
その異音発生装置、つまり顔がこっちに向いているのである。
んんっ んんんんんんっ!!!
うるせーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!
心の中でむなしく響くフレーズ。
しかし、人間これほど咳払い(の様なもの)をするものなのか。
既に15分位は経過しちょると思うが、その間絶え間無く続いてるのである。
思い余って「アンタ、ちょっとうるさいよ!」位言ってやろうとも
何度も思ったが、あまりにも下らなく大人気ない。
くそ、マヂで千葉まで我慢するしかねぇのか? 拷問である。
そんな折、何故か社内アナウンスが響く。
「稲毛付近で人身事故が・・」
なにー! この劣悪な環境を通常より余計に味あわすってのか!
猛烈な怒りがこみ上げてきた。
その後も安定して異音は発せられ続けた。
防衛装置も不発に終わり、いつテポドンが打ち込まれてもおかしく無い状況に
激しいアクションで
うるさしってのをアピールする作戦に
切り替えて実行して見た。
が、
さすが巨体! 鈍感である。
こっちの
無駄な抵抗は全く意に介さない様子。
この手の御仁はハッキリ言ってやらんとわからんのだろうなぁ。
のど元まで言葉が出かかったが、ゴクリと飲み込む。
あー、でもうるせー!!! なんとかしてくれー!!!
悲痛な叫びが
心の中でのみむなしくコダマする。
そういや人身で遅れるて話は解消した様である。助かった。
延々異音を聞かされ続けて早40min強。既にさっき電車を待ってた時間を
耐えていると、巨体に何やら異変が。
お! ついに降りやがるか!
が、今は津田沼を出たばかり。次の駅稲毛までは
キッカリ7minを消費する。
しかし、これを乗り切ればゴールは目前。
鳴らないMDのヘッドフォンはしたまま(電池がねぇと悟られるのがこっぱずかしかった)心の中の曲のヴォリュームをアップして
ひたすら耐えた。最後の7minだ。
そして、ゴールは訪れた。稲毛に着くとのそりとその巨体がついに動いたのだ。
しかし、立ちながらもあの異音は発している。恐るべき一定周期の発生装置!!
ドアがあき、巨体は去った。
どうでもイイ達成感と虚無感が一気に襲った。
猛烈な安堵感に包まれていると、巨体の去ったポッカリ空いた空間に
うの似のプリティな女子がはまる。
おお、何と言うプレゼンツ!!
ほんのり甘い空気に包まれながら残りの旅行程を楽しもう
かと言う刹那、俺様の咽喉部分に異変が。
んんっ?
NOOOOOOOOOOOOOO!!!!
さっき聞いた様な異音を発してしまったのである。
前にもこんな事があったな。
そうだ、あの異臭ん時だ!
どうやら長時間聞かされ続けた異音が、俺様の体にも発生装置
残していったのである。
くっ、隣は罪も無いうのだってのに。
あふれ出る異音の発生欲望。
もはや自制が利かない。
可能な限り音を殺してその欲望をやり過ごす。
残り数分、何とか異音の発生を抑え、最後の時間を乗り切った。
ふ〜っ。
殺意が芽生えるのは案外簡単な事だったりするのがわかったよ。